空のせきばんに かもめがABCを書く
船が散歩する たばこをすいながら
船が散歩する 口ぶえをふきながら
君主論。
俺は、たぶん親というのは子供に対してはダメ人間として接したほうがいいのかも、とたまに思います。
俺が父親になったときにすごくできた人間として接してしまうと*1子供がイヤな感じを受けずに育ってしまって、まあそれ自体はいいんですけどそれって「こういうことをするとイヤな感じなんだ」ということを知らずに育つってことだと思うんですよね。
俺のほうはイヤな感じなことをしないように気をつけているんだけど、気をつけてどうなるかというと何の変哲もない一般人に見えるだけなので、どこに気をつけているのかというのは外からは分かりにくいので。
で、遺伝子というのは怖いもので、そーいうことに気をつけなくてもいい人たちもいるとは思うんですけど、俺が気をつける必要があるということは子供も気をつける必要があるってことなんだと思うわけです。
まーもちろん外側とか奥さんに対してまでダメ人間だと子供が安心して成長できないので、そこに気をつけないといけないことに変わりはないんだけど。
*1:その前にそんなことができるのか、っていう話もあるけど……;;
ノリでなぜか愛知に行く。
一週間かもっと前ぐらいに、サークルの人とSFCの七夕祭に行った後、江ノ島の海で花火したり水鉄砲したり。それで、じゃあ帰るぞって段階になって車で来ていたOBの人に送ってもらうことに。
もともと拉致癖のある人なのでまあどっか先輩の家とかで夜を明かすんだろうなあと思っていたら、案の定「富士山の5合目で星を見よう」とかいいだす。でも望むところなので男四人に女一人がコンパクトカーに乗って(大変狭かった)移動。
で、東名に乗って御殿場で下りようとか言ってて(俺はぜんぜん地理に明るくないのでこの選択が正しいのかもわかんないけど)、気がついたら沼津を通り過ぎようとしていた。
沼津?
そのあとは不明。気がついたら熱田神宮(愛知県)に早朝参拝していた。二礼二拍一礼。
で、万博公園にいく。
入り口にいたモリゾーとキッコロ。この時点で若干悲しい雰囲気はでているのだけれど。。
万博にはいかなかったので当時どうなっていたのかはとんと知らないんだけど、万博公園は今じゃほとんど更地になっていて、いくつか残った建物が別の用途で使用されたり、変わらずモスバーガーを売ったりしている(万博公園にはモスバーガーの支店があるのだ。びっくり)。でかい建物が2つあって、片方はスケートリンク&室内(とちょっと屋外)プールになっていて、もうかたっぽは入場料を取っていたのでよくわからないけどたぶん博物館的なノリのものになっているんだと思う。
あとは、わりと離れたところにサツキとメイの家(完全予約制)があったり、でかい池が2つほどあったり、観覧車があったりする。
早朝だったせいもあるけど人はほぼゼロ。みんな疲れきっていたのでプールのある建物のロビーみたいなとこの椅子で睡眠。
で、「水のひろば」的な、遊具というにはちょっと大規模な濡れて遊べる施設群のところにいって足だけ水につかる。俺らを拉致った人はけっこう全身濡れてたけど。。。
そして観覧車のところにいく。
観覧車の前には広漠とした空間があって、そこにはカタログを指差してどこかの業者に注文したような画一的な遊具がぽつんぽつんと2つあって、それがよけいにからっぽ感をきわだてていました。
世界が白いフェンスの向こうで終わってるみたいでしょ。
観覧車にのったのですが、公園敷地内の更地と、すこしの道路とリニモと、あとは数年前切られずに残った森が見えるだけでした。
前にも書いたのですが、おれはユートピアのなりぞこないだとか夢のあと的なこういう場所に来るととても悲哀というか哀愁というか、とにかく哀という字に類するものをすごく感じるわけです。たぶんこの公園ではプロジェクトがいまも進行していて、あと10年もたてばスキのない娯楽施設になるんだろうとは思うんだけど。
ただ、そのわりにはなんか意外に人がいっぱい来てて、そのへんは救いでした。
で、あとはみそカツ喰って帰りました。