まかいの牧場(馬飼野ぼくじょう)について思ったこと

現実世界に降臨したユートピア(ex.ディズニーランド)や、誰かの掲げる甘美だけど実践的な理想や、
ぱっとしない事物に与えられたアドルノなら幻惑連関と断じるような楽しげな虚飾や、
まあそんなようなものにはきまって現実世界とのスキ間が(巧妙に隠されているものの)存在して、
それはしばしば俺(やその他の人々)をたまらなく寂しくさせるのです。
それは、それらの事物に存在する人々の切ないまでのそれらの事物への想いと、それが遠くない未来に破綻を迎えるであろうという確信のような直感、とか
そういう二つのものが俺(やその他の人々)に同時に襲ってくるからなのでないかなあと思った。
そしてそういうときには、俺のためでなくその人たちの想いのために、世界がもっと楽しげで理想的なものならいいのになあ、とついつい思ってしまうのでした。