はじめて

ことえり以外の日本語入力環境を体験。その名もAquaSKK
こいつの画期的なところは、ひらがな、かたかなの入力には確定が必要ないということ。
漢字を入力したいところで最初の文字を大文字入力すると、それ以降が未確定状態で入力されるのでそれを変換するというもの。
送り仮名が始まる地点ももう一度大文字入力を行い、それをもとに変換候補を探るため、ヘンな所で区切られる心配がない、というのが強み。
ただし、送り仮名地点を適切に指示しないと変換自体ができなくなるなど、めんどいといえばすごくめんどい。
また基本的に無能であるため、「貴社の記者が汽車で帰社した」(ことえりでは一発変換)などのケースには弱い。
後はカタカナ入力時に入力モードをスイッチせねばならない(「シフト押しながらカタカナ入力」とか、ひらがな入力後F7でカタカナに変換ができない)とか、「escapeで変換キャンセル」ができない等々、入力システムが硬い印象を受けるね。
俺はシフトは親指で押すクセがあるので、それも面倒くさい。人間の側に判断をとりもどしたことは、入力を思い通りになりやすくした反面、ユーザがそのぶん負荷を担うってことでもあるわけで、常に「今からどの種類の文字を入力するのか」ということを意識しなければならないのは慣れないとちょっときつい(そのぶんなれれば早いのだろうけど)。
単にシフトを押さなきゃ、とかじゃなくって、入力をする前に頭の中で内容をストアして、どこを漢字/カタカナにするのか判断して、それから入力するっていうワンステップが、いまいち踏み切れない感じがするのね。
いろんなところを締める(文法判断の排除、変換範囲指定の徹底)ことはシステムの完成度を上げるのだろうけど、もっと妥協した中間的なシステムが存在してもいいのになあと思った。
あと俺は手のポジションが我流なので(右手のカバー範囲が極端に広い)リターンキーとかF7とか、そういう特殊キーを押すのは全然苦じゃないし。。あまりメリットはないのかもな。
まあ、もうちょっと使ってみます。