コロー,光と追憶の変奏曲@国立西洋美術館

コローって誰?という人は多いと思うんですけど、おれはこの人けっこう好きです。バルビゾン派という言葉もあるんですけど、まあプレ印象派というかそんな感じの人です。
いままでの感じからして、印象派の人らの絵をおくときにその前にちょちょっと出しておくという扱いなので、世間的な扱いもそんな感じじゃないかと思います。なので、コロー展というのは空前絶後なんじゃないかと思って(何)行ってきました。
生い立ち的には、裕福な家に生まれて20歳からやっと絵画を始めるっていうまあなんていうかアカデミックな感じのする人で、実際アカデミーからの評価も高かったらしいんですけど、そうするとアカデミーってこの人から印象派へのつながりがわかんなかったの?っていう感じがするんだけど……
とにかく、そういう感じです。
今回は、コローと同じモチーフの他の画家による作品とかがけっこうおいてあったのでおもしろかったです。
おれの中では、コローという人は森の木々を描かせたら宇宙一!という印象なんですけど、チケットとかに使われている国立西洋美術館イチオシと思われる作品は「真珠の女」という人物画です。
うーん。まあ、おれのコローに対する興味はやはり風景画にあるので、そのへんは流しました。でもこの人の描いた人物画は全部個人的な交流のある人に親しみを込めて描いたものらしいので、そのへんはすごくいいなあと思います。

うーん。言葉がつきて来たのでこれで終わり。コロー好きか、印象派以前が好きな人か、あんまり興味のないおばちゃんかでないときつい企画展だった気がします。