ALPHA

「田窪恭治展 風景芸術」「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway 世界の深さのはかり方」@東京都現代美術館

地震だなんだのおかげで掲載が遅れましたが、いってきましたよ。 結論を言おうか?グレイト!!(矢沢永吉 正直、田窪恭治展のほうは期待してなかったんだけど、よかった。 MOTアニュアル2011のほうは期待通りよかった。現代美術のおれの好きな側面が全面に…

オラファー・エリアソン展「あなたが出会うとき(原題:Your chance encounter)」@金沢21世紀美術館

お正月に帰省したときに手違いで見られなかったオラファー・エリアソン展がぎりぎりやってたので見に行ってきました。 前に原美術館のオラファー・エリアソン展がすばらしかったので(cf. http://d.hatena.ne.jp/dameempire/20060304)。 ちょっと思う所ある…

コロー,光と追憶の変奏曲@国立西洋美術館

コローって誰?という人は多いと思うんですけど、おれはこの人けっこう好きです。バルビゾン派という言葉もあるんですけど、まあプレ印象派というかそんな感じの人です。 いままでの感じからして、印象派の人らの絵をおくときにその前にちょちょっと出してお…

ムンク展 - Edvard Munch, The Decorative Projects@国立西洋美術館

同じ日にみました。なんというか、ムンクはすごかったです。 展示側の意図としては装飾としての側面を感じてほしかったらしいのですが、おれは装飾美術はよくわからないので通常通り臨みました。 えーと、マックス・リンデ邸の装飾というコーナーがありまし…

フィラデルフィア美術館展@東京都美術館。

去年のクリスマス前ぐらいにいきました。 なんというか、うーん、物足りなかった。作品リストを見返してみるとたぶんいいものはみれたと思うんですけど、高い金はらって人ごみの中を平日にわざわざ見に来た分に相応しい代価は得られなかった気がするのです。…

「シュルレアリスムと美術」展@横浜美術館

いってきました。日曜・最終日・午後の三重苦だったのにそこまで混んでなかったというのが、日本人がその程度のものだということなのか横浜美術館がその程度のものだということなのかみなとみらい線がその程度のものだということなのかは俺にはわかりません…

モネ大回顧展@国立新美術館

えーと月曜日だから、23日にいってきました。 日本人はモネ大好きなので絶対混むと思って平日の昼間にいったんだけど人が多いのなんの; 慶應は月曜は開校記念日(去年とおととしは土日だった)だったので祝日でさえないから大学生とかもいないだろうと思…

グレゴリー・コルベール/animal totems・日本美術が笑う・笑い展-all about laugh-@森美術館

金曜日にいってきました。まずは前座的にグレゴリー・コルベールのanimal totemsから。 後の長丁場に備えてここはすっと流したんですけど、もっと気合い入れて見てもよかったかな。 身も蓋もない言い方をすれば人間と動物の写真ですよね。でも動物にもたれか…

と書いていて思ったけど

アート的なものを見に行っていきなりビビビっとくるのは、その作品の時代がその人の美術的感性にとってリアルタイムであるからなのかなあ。俺がモネを見たとき俺の意識は19世紀末にあって、だから時代を下りながら運動の変遷のフォロワーになって現代にや…

どうして昔の芸術は難しくて、そのうえ今のアートはムズカシイの?

世間の匿名的な人々は芸術についてわからないと言ったりむずかしいと述べたりするけど、まあそれは彼らの言ってることが本当のことだからなのだと思うわけです。 おれが初めて自分の意思で美術館というものを訪れたときにはモネ(とモリゾ)をやっていて、い…

というか

なにか(特にいいものを装ったもの)の悪い部分とか足りない部分を正確に指摘するのはそれをほめるのより数段むずかしいのだなあ。

オルセー美術館展“19世紀 芸術家達の楽園”@東京都美術館。

というわけで行ってきました。 ルーブル美術館はすごく有名ですが(ルーブル展の混み具合に顕著に現れてますね)、オルセー美術館もブランスにあるでかい美術館で、ルーブルと人気を2分するといわれているわけです。 じゃあこのふたつがちゃんちゃんばらば…

よくわかんないんですけど、

古い絵でも現代美術の変なインスタレーションとかでもいいんですけど、そういった類いのものと対峙する時に重要なのは、「自分が今どういうことを感じているのか」ということを汲み取ることを怠けない、ということなのかも。

そして

1月3日は複式。 に、先んじて21世紀美術館(以下まるびと呼称)にいく。コレクション展と企画展をやってるね。 さわひらき氏の映像作品はやっぱりいいね。俺はビデオアートは苦手なんだけど、それにしても。 あとはアニッシュ・カプーアの「世界の起源」…

blogの習慣に思う河原温の“コンセプト”

まず河原温という人について。彼の活動として有名なものを3つ挙げることができる。 「today」シリーズ 小さいキャンバスにレタリングのように当日の日付を描画し、当日の新聞を用いて作成した箱に収める。これを毎日行う。 ただし当日24時までにこれが完…

パウル・クレー展@川村記念美術館

というわけで18きっぷの1日ぶんを使って行ってきましたは千葉県佐倉市。 まー、遠いね。。 この美術館のすごいところは常設展が企画展より先にあるところ!!まじびっくりした。 常設展は、印象派から始まってとりあえずモネ、ルノワール、ピサロ、それか…

常設展。

ついでに常設展も見てきました。 岡本太郎の「コントルポアン」があったのにはびっくりした。あれってここの所蔵品なんだね。 いわゆるディス・イズ・タロー・オカモト!!的な絵ではないんですけど、おれはなぜかすごい好きです、コントルポアン。コントル…

「持続/切断」毛利武士郎・村岡三郎・草間彌生・河原温@東京国立近(ry

こっちが目当てでした。でも作品が少なかったので、まあ吉原治良展見て正解ですかね。 四人の全然コンセプトの違う(でも時代を共有する)作家の1950年代の作品と1980-90年代の作品を一つずつ見てみて、その関係を探っていこうという企画展です。 この辺は現…

吉原治良展@東京国立近代美術館。

日曜日に行ってきました。 本当はこれ目当てじゃなかったんですけど、目玉らしいので見てみた。吉原治良という人の回顧展です。 吉原治良という人は、黒地にでっかい丸を描いただけの作品が有名らしいですけど、「具体」という戦後の日本の絵画運動を絵画的…

キュレーターズ・チョイス展@東京都写真美術館

いってきました。恵比寿ガーデンプレイスにありました。 恵比寿駅と恵比寿ガーデンプレイスの間に動く歩道が運行してる空中通路があって、屋根と壁があって冷房がかかってるんだけど、あれはどこがお金出してるんだろ。 そういえば桜木町の動く歩道もどこが…

宇治山哲平展@東京都庭園美術館。

宇治山哲平という人は日本の美術史のなかで名前がうもれかけている人らしく、ましてや日本人の画家というと藤田嗣治・岡本太郎・河原温ぐらいしか知らない俺は聞いた事もない名前だったわけなのですが、東急の電車のなかで積極的に広告してあったことと、バ…

「アートと話す アートを話す」@東京オペラシティーアートギャラリー

いってきました。 「バウハウスからコンテンポラリー」というサブタイトルどおり、幾何学的抽象からビデオアートまでそろった「近代美術の宝石箱やー*1」のごとき展示でした。 ミもフタもないいいかたをすれば、俺は現代美術というものをひとつも(というと…

VOCA展@上野の森美術館。

本当は新宿の「アートと話す アートを話す」に行きたかったんだけど、えー、いろんなアクシデントにより急遽こちらへ。おい誰か、一緒に行こうぜ。 VOCAという、平面作品にこだわった現代美術の選考会?みたいのが12年前からあるらしく、今回はそれの2006…

オラファー・エリアソン展「影の光(原題:Your Light Shadow)」@原美術館

ずーっといきたいと思っていたのですが、会期終了も迫っていたので行ってきました。誰かを美術館めぐりの道にひきずりこむのにうってつけな催しだったので本当は誰かといっしょに行きたかったんですけどね。 11時開館で着いたのは11時過ぎだったんですけ…

ポーラ美術館の印象派展@Bunkamura

招待券をたっぷりもってるという人につれていっていただいて渋谷へ。 えー、俺の美術館めぐりの趣味はそもそもがモネとの出会いから始まっているわけなので、一番多く出会っているのは印象派の絵画と言って十中八九間違いないと思うんだけど、せっかく一年間…

トリエンナーレに

行ってきました。いやー歩いた; 入るといきなり例の旗のインスタレーションが山下公園から会場まで歩いていく人をお出迎えです。 会場に入るとまず目についたのは「コンニチハヨコハマソウコデス(KONNITIWA THIS IS YOKOHAMA SOKO)」でした。工事現場の足場…

生の芸術、アール・ブリュット展@資生堂美術館

つーか俺銀座になじまなすぎwwwwwwwwww 資生堂美術館というのは資生堂本社ビルの1・2階にあるわけなんですが、住所が銀座7丁目7-5なのですよw えーと、ヘンリー・ダーガーという人がいるのですが。。。「この中にロリコンがおる……おまえやーー!!」的なww…

東京都現代美術館常設展。

美術館のカフェでサンドイッチ喰って休んで、常設展です。ここのウリは何と言ってもロイ・リキテンシュタインの「ヘアリボンの少女」!!あとはドナルド・ジャッドの無題のやつもありました。 ・・・とはいえ、俺はあまりポップアートとの相性が良くないので…

その後。

えー、そしてイサム・ノグチがたどりついた最大のアースワーク「モエレ沼公園」の紹介に至る訳なんですが、ほぼ素通りでした; そして実質200円の企画展「東京府美術館の時代展」に行ったのですが、コレクションが渋すぎるか現代すぎるかして誰もチャネリン…

「無言の歩み[In Silence Walking]」、「エナジー・ヴォイド[Energy Void]」

作品名の掲示のない細長いあかりと、赤い石が山形に切ってある「山[The Mountain]」を通り過ぎると、今回の目玉「エナジー・ヴォイド」はありました。 嘘です。形が似てたので間違えました。いやー前評判のわりに小せぇなあと思ったんですよw それは「無言の…