「ツー・イコール・ワン[2=1]」

次の部屋は、それがもっと直線的になって、紙パズルって言うよりは折り紙みたいな感じでした。
「ツー・イコール・ワン」は、「¶」←これを塗りつぶしたような形が高さ違いで2つ、大きい方が膨らんだ部分を小さいほうに乗っけるような形で直角に組み合わさってる感じでした。このへんから疲れ始めてたのでなんなんだろうこれは。。。とかって思いながら壁にもたれてたわけなんですけど、ちょうど大きい方だけが見える角度だったときに、大きい方の形がぐったりと何かのつっかえに頭をもたれる人の抽象に見えたんですね。そうすると下のはそれを支えながら頭をたれる人にみえてくるわけで、金八先生よろしく「人という字はー!ふたりが支えあって生きていくのですー!」みたいな空想にとりつかれていたんです。
が、ちょっとまてよと。だってツー・イコール・ワンですよ。それらはひとつなわけです。現にそのふたつの「¶」←これの根元はくっついちゃってるのですから。それは比喩でもなんでもなくて、たぶん本質のところから1つなんじゃないのと。
じゃないとイコール・ワンとはいわないよねーってことで、今度は同じ観念体系や自己同一性のなかから生まれでたふたつの系というとらえかたをしてみることにしたわけです。でも、それらは相反するわけではなく、あくまでイコール・ワンなわけです。ある頭がある頭に乗っかられ、それでもどちらを拒絶する事こともできないし、それ以前に拒絶するという発想がない。ただそれぞれの同一性とも言えないぐらいのささやかな特徴を静かに提示しているだけだったのです。
あとは。。その部屋では「フィギュア・イマージング[Figure Emerging]」とか「道化師のような高麗人参[Korean Carrot as Clown]」がちょっとだけわかりました。
後者はキュビスム彫刻っていうのかなあ。。。全然別なあれなのかな。とにかくそんな感じです。「びっくり箱[Jack in the Box]」とか「リス[Squirrel]」とはあまりにそのまますぎてチャネリングできませんでした(何)。逆に「メッセンジャー2B[Messenger 2B]」は全く何が何だか分からなかった。むかつくけどまあいいです。